ぬるま湯人間のまま消えていいのか?―ぬるま湯の中で人生は始まらない―
ぬるま湯が何を指しているかは、このタイトルを見た瞬間に各々自覚したと思う。
僕にも心当りはある。
ぬるま湯な毎日、ぬるま湯な空間、ぬるま湯な人間関係・・・
それらに浸って、ぬるま湯思考を続けているうちは人生は始まらない。
今日はそれを証明しよう。
あなたの周りにはぬるま湯は無いだろうか?
例えば、職場。
ちょっとサボっても見逃してくれる同僚。
手を抜いた資料でも笑って許してくれる上司。
70%の力でやり遂げられる仕事。
例えば、友人関係。
困ったらいくらでもお金を貸してくれる友人。
いつまでも一緒につるんで悪事を働いている友人。
毎晩夜遅くまで飲みにいって愚痴をこぼすだけの友人。
例えば、日常生活。
好き放題食べて健康なんておかまいなしの毎日。
散らかし放題散らかして後は誰かが片づけてくれる日々。
夜は夜更かししてやりたいことを好きなだけやり、朝は寝坊寸前で起きる毎日。
・・・。
もし1つでも当てはまったら考えてみてほしい。
何故その毎日に、
自分自身が疑問も覚えず甘えていたのかを。
あなたはどうなりたいのだろうか。
今、自分自身は何を目指しているのだろうか。
もしも、「楽に生きれたらそれでいいや。人間としてはクズだとしても」
そう思われる方は、ブラウザーの閉じるボタンを押して頂いて結構だ。
かける言葉も見つからない。
だけど、もし、この文章を読みながら何かがこみ上げてきたのであれば、断言しよう。
あなたは変われる。
今のあなたは本当の自分ではない。
今のあなたの人生はあなたの人生ではない。
何度でも言おう。
あなたは変われる。
その具体的な方法をこれから書いていく。
実践するかどうかはあなた次第だ。もちろん信じるかどうかも。
まず、今の自分の現状をじっくり考えてみよう。
仮に、Aさんという人がいたとしよう。
Aさんは片づけができないので部屋はゴミ箱状態。毎日好き放題食べるのでどんどん太っていく。さらには、夜は遅くまでゲームに時間を費やし、朝は遅刻ギリギリで起きて寝ぼけ眼で会社へ行く。上司には怒られ、仕事はうまくいかず、しかし、同僚も同じく仕事ができないので安心し、夜はその同僚と飲みにいって好きなだけ愚痴をこぼして、帰宅する。
これがAさんの毎日。
文章にすればどれだけひどい毎日か分かるが、ありふれた例だと思う。
しかし、Aさんはある日ふと思った。
「このままでいいのかな・・・」
そこでAさんは考えた。
”自分は一体、どうなりたいんだろう”
Aさんは理想の未来を紙に書きだすことにした。
起業して、年収は2000万以上。南国のリゾート地に家を買い、浜を見ながら仕事をする。理想の女性に恵まれ、幸せな家庭を築く。大好きなゲームは大幅に減った仕事の時間を使って存分に楽しめる。夜は24時前には就寝し、朝5時に起きて、朝日を浴びながら一面の白い砂浜を背景にランニング。家に帰ると奥さんが朝食を用意してくれていて・・・
何度も、何度も書いてはイメージし、書いてはイメージした。
繰り返すこと数十日、数週間、数ヵ月。
Aさんはどうなっているだろうか。
かつて自分も見下すような人生を送っていたAさんは、1年後、本当に南の島にいた。家を買うにはまだ至っていなかったが、1年の3分の1をハワイで過ごす生活を手に入れていた。起業して仕事は一日2時間。後は家族との時間、大好きなゲームの時間に費やすのである。
「理想は現実化する」
という有名な言葉がある。検索すれば一瞬で分かる。
だから今日はもう一歩踏み込んで、人生を成功させるうえでのたった一つのルールを紹介しよう。
「理想だけが現実である」
これが真実だ。
あなたが理想とするイメージがある。
あなたが、それを、
「現実だ」
そう思い込んだ瞬間にそれは現実になる。
何故だろうか。
例えば、こんな経験は無いだろうか。
何かを買いに外出したとしよう。
それは仮に食材だったとしよう。
麻婆豆腐をどうしても作りたい。いや、麻婆豆腐でなければならないのである。
しかし、どこも豆腐が売り切れている。
少し足を延ばして普段行かない遠くのスーパーへ行くのは・・・
いや、行くはずだ。
あなたは必ずそこまで足を運ぶ。
何故なら、あなたが本心からそれを望んでいるからだ。
もし、買い物ついでのちょっとしたものであればそこまではしない。
いや、そもそも遠くのスーパーに行こうという考えすら浮かばないだろう。
「人は目的を持った瞬間に、それを達成するための行動を考える」
そういう生き物だからだ。
言い換えるならこうも言える。
「人は目的が無ければ、そこにたどり着くことは考えもしない」
目的地があって初めてナビは役に立つ。
いや、車好きでもなければ、そもそも行きたい場所も無いのに、車には乗らない。
家でゴロゴロしてるだろう。
あなたはまさに家でゴロゴロしていたのだ。
では欲しいものがあるならどうするか。
車に乗って買いに行けばいい。
車に乗って買いに行くイメージを持てばいい。
買いに行って買ってきた後のことをイメージすれば、車に乗ってナビに目的地を入力するまでの動作はあなたの無意識が勝手にやってくれる。
目的を持つと、そのための行動を無意識のうちに考えるようになる。
そして、その行動が困難であったり、その目的と今の現実が乖離しているほどに、爆発的なエネルギーが体の底から湧いてくる。
その時点でもう目標の達成は約束される。
繰り返すが、
「理想をイメージすること」
これが目を覚ましてぬるま湯から飛び出す方法だ。
人はイメージした以上の人間にはなれない。
あなたは何を理想とし、何のために生きていくのだろうか。
ちなみに少し大げさに、そして多少異なる部分はあるが、Aさんとはほかでもない、
僕のことだ。
毎日、イメージした。
イメージするたびに、「何で今こんなところでこんなことをやっているんだ」と
怒りが生まれた。
それと同時に、抑えきれないほどの行動力が生まれてきた。
信じるかどうかはあなた次第だが、試してみる価値はあると思う。
では、今回の1冊をご紹介しよう。
経営者になるためのノート [ 柳井正 ]
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このノートは起業したい人には大きな武器になる。
1冊読み終わる時には、そこに自分の理想が出来上がっているからだ。
理想が出来上がり、毎日毎日自分に言い聞かせて、
それが自分の中で現実になったとき、あなたはもう今のあなたでは無くなっている。
それは僕が保証しよう。